拗らせ人生 山あり谷あり happy diary

普通の女、普通の容姿、普通の仕事、普通の家庭、普通の育ち、普通だらけの普通人なのに人生生きるの難しすぎるーーーー普通の人生ってなんなんだーって思うことを綴ってる普通のブログ

「そういうふうにできている (新潮文庫)」んだ!

おはようございます!

 

私の趣味の一つが読書。

普段は小説ばかり読んでいるのですが、

本屋でぶらぶらしているときに

こちらの本を見つけました。

 

 

「そういうふうにできている (新潮文庫)」

さくらももこ(著)

 

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%B5%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89-%E3%82%82%E3%82%82%E3%81%93/dp/4101388210

 

 

さくらももこさんの

妊娠/出産について綴ったエッセイです。

 

 

先日乳がんで亡くなられ、

追悼として書店にずらりと

さくらももこさんの本が並んでいる中

こちらの本に手がとまったのは

言うまでもなく

「妊娠/出産」がテーマだったからでしょう。

 

 

さくらももこ」さんは言わずと知れた

「ちびまるこちゃん」の作者であり

誰もが一度は漫画やアニメを観たことのある

日本を代表する漫画家ですね。

 

 

私も小さいころ

「ちびまるこちゃん」が日曜日の楽しみで

今でもTVで放送されていれば自然と観入って

クスリと笑っているのです。

 

 

 

 

けれど、エッセイは読んだことがありませんでした。

だからさくらももこさんのエッセイを読むのは

これが初めてでした。

 

 

 

そして、衝撃を受けました!

 

 

 

なんて面白い!

なんてユーモアに溢れている!

そしてどこか哲学的で、とても感動的。

さくらももこさんの

モノの見方、捉え方、考え方、感じ方に驚かされ、

またその表現方法が独特なのにわかりやすい。

 

 

 

天才ですね。

今まで読んでこなかった自分が

損をしていた気分なるほどです。

 

 

 

面白すぎて一気に読んでしまいました。

 

 

 

 

一冊を通して読んだ最後に

こんなメッセージがあります。

 

 

※ネタバレあります🙇‍♀️↓

 

 

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子どもが生まれるという体験は、

子どもを産まなくてはできないが、

子どもを産まないつもりの人や

子どもができない人の場合は、

子どものいない人生という体験ができる。

これはこれで、子どもを持った場合とは

違う楽しみが体験できるのだと思う。

 

………

 

私はこのエッセイを、

出産を勧めるために書いたのではなく、

また勧めないために書いたものでもない。

ましてや何かの参考にしてほしいと

思ったわけでもない。

 

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私はこれを帰宅途中のバスの中で読んでたのですが、

人目を忘れて涙を流していました。

今の自分の心にとてもとても響く言葉でした。

 

 

そして、さくらももこさんの

そのモノの考え方に未来を感じ

「そういう考え方もあるんだな」と

教えていただきました。

 

 

※この言葉だけで感動したのではなく

前後の言葉があっての深いメッセージに

感動しました。

 

 

 

 

もちろん妊活を諦めるつもりもないし

できる限りのことはしたいと思っているけれど

誰にもわからない未来、

もしかしたら

望まない現実がきてしまうこともあるかもしれません。

 

でもそんな時に、

さくらももこさんのこの言葉があれば

その意と反した現実を少しずつ

受け入れることができるのでないかと思うのです。

 

 

 

とてもいい本に出会うことができました。

それがさくらももこさんが

亡くなってしまった後というのが

なんとも惜しいのですが、

さくらももこさんが遺していってくれた

たくさんの作品たちを

これから楽しみに読んでいきたいと思います。

 

 

 

ご冥福をお祈りいたします。

ありがとう!

 

 

 

では、また!